ストーカー対策

ストーカーの証拠集めと犯罪を立証する方法

ストーカーの証拠集めと犯罪を立証する方法

ストーカー被害は、証拠というものが何よりも重要です。被害を受けたら、可能な限りその場で証拠となる記録やカメラやスマホで写真・動画・音声を残すことが必要です。

また、ストーカーの身元が分かっている場合には、忘れないようにその情報もメモして保管しておきましょう。ストーカー被害を警察に相談したり、探偵に相談する場合には事前情報が大いに役に立ちます。

ここでは、ストーカーの証拠の集め方と犯罪を立証する方法を解説します。

ストーカーの情報をまとめる

もし、以前にストーカーと交際していたり、友人関係だった場合には、その情報はできるだけ詳細にまとめておきましょう。これらの情報がたくさん揃っていることでストーカー対策は立てやすくなります。

ストーカーの個人情報

  • 本名
  • 住所、電話番号
  • 家族構成
  • 写真
  • 性格の特徴
  • 勤務先
  • 電話番号、メールアドレス
  • その他

ストーカーされた日の記録

ストーカー行為があった日の記録を残しておきましょう。詳細な記録が残っていれば、ストーカーも言い逃れができなくなりますので、犯罪を立証する際に有利になります。

ストーカーの行動記録

  • いつ
  • どこで
  • だれが
  • どんな事があったか
  • その時の同席者
  • 目撃者の名前や情報
  • 器物破損情報
  • 暴力行為(怪我はなかったか)

ストーカーからのLINEやメールを保存

ストーカーとの過去のLINEやメールのやり取りや、SNSなどのメッセージも消去せずに保存しましょう。

特に回数が極端に多い場合や誹謗中傷、人格否定、暴言など攻撃的な内容ならストーカー行為の証拠として有効になります。

証拠になる音声

ストーカーから電話がかかってきたり、直接外で話をする機会ができたら、可能な限り会話内容を録音するようにしましょう。

ICレコーダーなどにより会話を記録できれば、それは重要な証拠となります。内容によっては犯罪を立証するのに有利になります。

病院の診断書

ストーカーの暴力行為によって怪我を負ってしまったら、すぐに病院へ行って治療してもらいましょう。また、病院へ行く前には、必ず怪我の患部の写真を残すことです。

そして、病院の先生に詳細を説明して診断書を書いてもらい、日記と一緒に大事に保管しておきます。さらに領収書も忘れずに残すようにしましょう。

精神的な苦痛を感じて診療内科へ行く場合にも、同様に診断書を書いて貰いましょう。

嫌がらせの証拠になる品物

ストーカーの中には、嫌がらせ行為として不快なものを送りつけてくるタイプがいます。

嫌いな食べ物を大量に宅急便で届けたり、頼んでもいない出前が届いたりと迷惑行為を繰り返される例がよくあります。

また、玄関の前に汚物を撒き散らしたり、動物の死体を置いて逃げたりする悪質なケースもあります。

いずれも、証拠写真を残すということと、宅急便などは送り状を保存しておくようにしましょう。後で筆跡鑑定で証拠となる可能性があります。

リベンジポルノというストーカーの嫌がらせ

過去に付き合っていた相手が、別れたことを根に持ってストーカーと化して、過去の性行為の写真や動画をネット上にばら撒くという「リベンジポルノ」の事件が多発しています。

これは立派な犯罪行為ですので、ストーカー行為とは別にこれだけで有罪になります。

もし、ネット上に裸の写真をばら撒かれたら、恥ずかしいとは思いますが、警察の届出や運営サイトへ削除依頼を出す前に、証拠として「キャッシュ画像を残す」、「ファイルを画像に保存する」などの対策をとっておきましょう。

また、インターネット上の法律としてプロバイダ責任法というものがあります。このように自分の写真や動画が許諾なしで使われたら、それは本人から削除要請があれば、削除対応しなければなりません。

削除に応じない場合は、そのサイトが利用しているプロバイダに要請すれば、サイト停止などの措置が取られます。リベンジポルノの被害者は泣き寝入りはする必要ありません。

犯罪の立証は証拠集めのプロである探偵に相談する

ストーカー行為の犯罪の立証ですが、上記で挙げたような方法でたくさん証拠を集めることで有効になります。しかし、最も決定的な証拠としては、ストーカーがあなたを「尾行・張込」、「犯罪性がある嫌がらせ」をした証拠を残すことです。また、盗聴器の発見も強力な証拠になります。

警察はストーカー行為の証拠なしでは動いてくれません。しかし、これらの有効な証拠集めは素人では難しいです。そんな時にストーカー調査に強い探偵に依頼することで、様々な角度から有効な証拠を残してくれます。

ストーカーの悪質な犯罪を立証するためにも早めに探偵に相談してみませんか。